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和田秀樹医師の健康法 運動は「朝の3点セット」「目的を持ったウオーキング」

和田秀樹さんが伝授する健康法

和田秀樹さんが伝授する健康法

 著書の『80歳の壁』『70歳が老化の分かれ道』『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』が幅広く支持され、5月には週間ベストセラー新書部門のトップ3を独占した精神科医で老年医学の専門家の和田秀樹さん(62才)。

 本人曰く、血糖値、血圧、コレステロール、中性脂肪の値のどれもが基準値よりかなり高い“現代医学における病気のデパート”とのことだが、「がまんせず楽しく生きることが何よりも健康につながる」を信条とし、「食事制限はもってのほか」と語る。

 食事と並んで健康な体作りに必須の運動もオリジナリティーにあふれている。欠かさないのは、朝の「3点セット」だ。

「まず、朝起きてすぐ、原稿を書き始めると同時に20分間『シックスパッド』をつけて腹筋やウエストを刺激します。その後、振動マシンに10分間乗って体幹やインナーマッスルを鍛え、最後にスクワットを行います」(和田さん・以下同)

 これらの運動の目的は、下半身の筋肉をつけること。

「血糖値が660mg/dLを超えたとき、インスリンの注射を打つのがどうしても嫌で、何とか数値を下げる方法がないかと探した結果、行き着いたのがこれらのエクササイズです。いくら数値は気にしないといえど、正常値の6倍以上に上がってしまえば、さすがに弊害も出てくる。すい臓がんの疑いもあったため、当時はあれこれ薬も試しました。

 でも結局、投薬では血糖値が下がらず、困っていたところに下肢の筋肉をつけることが有効だという研究を見つけた。それまでほとんど運動をしない生活でしたが、日課として取り入れたところ、血糖値を200mg/dLまで下げることができました」

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