ジャーナリストの鈴木エイト氏

ジャーナリストの鈴木エイト氏

エイト:やはり大切なのは、信者の居場所を確保することでしょうね。脱会後に何かしら帰属できる場所があることが重要です。その支援の体制を、早急に整える必要がある。

夏野:私は支援団体を立ち上げ、この春にも登記が終わる予定です。昨年12月に厚生労働省が発表したガイドラインを活用しつつ、教団が行なう児童虐待を明確に禁止する法の制度化を目指したい。

 エホバの証人はムチなどの折檻がエスカレートして死に至ったり、輸血拒否で子どもが死亡したケースが実際にあります。エホバの問題を社会に訴えるのは、今このタイミングしかないとも思う。

エイト:2人は様々な誹謗中傷に晒されていますが、実際には世の中の多くの人が応援してくれていることを、どうか忘れないでください。

(了。前編から読む

※週刊ポスト2023年3月24日号

2022年12月、旧統一教会の解散請求を求める署名を文化庁に提出する小川さゆりさん。写真中央は鈴木エイト氏(時事通信フォト)

2022年12月、旧統一教会の解散請求を求める署名を文化庁に提出する小川さゆりさん。写真中央は鈴木エイト氏(時事通信フォト)

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