宇宙企業スペースXのトップでもあるイーロン・マスク氏。2020年、優れた起業家に与えられるドイツでのアクセル・シュプリンガー賞授賞式にて(dpa/時事通信フォト)

宇宙企業スペースXのトップでもあるイーロン・マスク氏。2020年、優れた起業家に与えられるドイツでのアクセル・シュプリンガー賞授賞式にて(dpa/時事通信フォト)

 確かに、あとは進学や進級のたびにTwitterのアカウントを作り直す、いわゆる「転生」アカウントなどもあったかもしれない。恥ずかしい黒歴史のアカウントも普通は削除するが、事情があって放置している場合もあるだろう。

「大半の一般人は実名とか、実名に紐づくような世間に名の通った芸名やペンネームというわけじゃないですから、そういう作りたい放題、やりたい放題の末に放置されっぱなしのアカウントが15年間で溜まりに溜まってる、マスクとしては「いい加減にお掃除したい」って感じなんでしょうね」

SNSで「数は力」は否定できない

 Twitter社を買収したX社のオーナーで米電気自動車(EV)メーカー、テスラCEOのイーロン・マスクは休眠アカウント(本稿では「非アクティブ」とする)の削除の目的を「(使われないアカウントによって)使えなかったアカウントの名前を開放するため」とし、それによって「フォロワーは減るだろう」としている。

「古参ユーザーに顕著な「昔からの溜まりに溜まったフォロワー」がごっそり減る可能性が高い。フォロワーが多くても、あくまで先に始めたからこそフォロワーがそれなりに多いというユーザーというのもいます。フォロワーがそれなりにいるのに反応が少ないユーザーは古参に多いんです。私もそうです。人気があるわけじゃなく、相互フォローがいまより活発だっただけなので」

 フォロワーの数字にはなっているが、ただフォローのアカウントが存在しているだけ、そういう非アクティブなアカウントもこれまでは「フォロワー」だったということか。

「そういうのが減るでしょうね。減っても気にしなければいいだけですが、気にする人は一定数いるでしょうね。一般ユーザーでも承認欲求オバケはいますから」

 フォロワーの多い、少ないは「戦闘力」とも例えられることがある。

「10年とかTwitterやってフォロワー稼いで、現在もアクティブな人というか、ヘビーユーザーでフォロワーの数を気にしない人なんて、本音のところはいないでしょう」

 Twitterは使い方によっては「ツイ廃」と呼ばれる日常生活どころか人生にまで支障をきたすことが古く話題となったことがある。Twitter10年選手でいまもアクティブなアカウントの中にはそうした人もいるかもしれない。またフォロワーの数が多少なりとも発言力の担保になることは一利一害とはいえ否定できない。Twitterに限らず「数は力」は絶対ではないが、「数は力」であることもまた事実である。

「芸能人や文化人のフォロワーも人によってはごっそり減るでしょう。かつて何かの話題で「時の人」で有名になった人とか、昔は人気があったけどいまは微妙、みたいな人だとその当時、別垢でフォローしてそのまんま放置とか、その後に別垢作って放置とか、Twitterやめちゃって放置とか、そういう非アクティブな放置アカウントがフォロワーの多数を占めている状態の人は厳しい現実をつきつけられるのでしょう。おっしゃる通り、SNSで『数は力』は否定できませんから」

 その「数は力」の最たるものがインフルエンサーだろう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米野球記者協会ニューヨーク支部主催のアワードディナーに出席した大谷翔平と、妻・真美子さん(左/時事通信フォト、右/提供:soya0801_mlb)
《真美子さんが座る椅子の背もたれに腕を回し…》大谷翔平が信頼して妻を託す“日系通訳”の素性 “VIPルーム観戦にも同席”“距離が近い”
NEWSポストセブン
司法省がアンドリュー元王子の写真を公開した(写真/Getty Images)
《白シャツ女性に覆いかぶさるように…》エプスタイン・ファイルで新公開されたアンドリュー元王子とみられる人物の“近すぎる距離感の写真” 女性の体を触るカットも
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
【2・8総選挙「大阪1〜10区」の最新情勢】維新離党の前職が出た2区、維新前職vs自民元職vs野党候補の5区で「公明党票」はどう動くか
NEWSポストセブン
なぜ実の姉を自宅で監禁できたのか──
《“お前の足を切って渡すから足を出せ”50代姉を監禁・暴行》「インターホンを押しても出ない」「高級外車が2台」市川陽崇・奈美容疑者夫妻 “恐怖の二世帯住宅”への近隣証言
NEWSポストセブン
東京拘置所(時事通信フォト)
〈今年も一年、生きのびることができました〉前橋スナック銃乱射・小日向将人死刑囚が見せていた最後の姿「顔が腫れぼったく、精神も肉体もボロボロ」《死刑確定後16年で獄中死》
NEWSポストセブン
間違いだらけの議事録は「AIのせい」(写真提供/イメージマート)
《何でもAIに頼る人たち》会社員女性が告白「ケンカの後、彼から送られてきた”彼女の方が悪い”とAIが回答したスクショ」ほどなく破局
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
国際ジャーナリスト・落合信彦氏が予見していた「アメリカが世界の警察官をやめる」「プーチン大統領暴走」の時代 世界の“悪夢”をここまで見通していた
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト、2025年10月15日)
《頬がこけているようにも見える》高市早苗首相、働きぶりに心配の声「“休むのは甘え”のような感覚が拭えないのでは」【「働いて働いて」のルーツは元警察官の母親】 
NEWSポストセブン
ジェンダーレスモデルの井手上漠(23)
井手上漠(23)が港区・六本木のラウンジ店に出勤して「役作り」の現在…事務所が明かしたプロ意識と切り開く新境地
NEWSポストセブン
元日に結婚を発表した女優の長澤まさみ(時事通信フォト)
長澤まさみ「カナダ同伴」を決断させた「大親友女優」の存在…『SHOGUN』監督夫との新婚生活は“最高の環境”
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
【訃報】国際ジャーナリスト・落合信彦氏が死去、84歳 独自の視点で国際政治・諜報の世界を活写 
NEWSポストセブン
薬物で急死した中国人インフルエンサー紅紅(左)と交際相手の林子晨容疑者(右)(インスタグラムより)
「口に靴下を詰め、カーテンで手を縛り付けて…」「意識不明の姿をハイ状態で撮影」中国人美女インフルエンサー(26)が薬物で急死、交際相手の男の“謎めいた行動”
NEWSポストセブン