ダイエット開始と同時に始めたインスタグラムが人気となり、フォロワー数約16万人の人気インフルエンサーとなったのが、熊本在住の40才・5児の母のにーよんさん。家事や育児に追われるなか、ジムにも行かず、エステも使わず、100日間で20kgの減量に成功した。減量すると決心した彼女が最初に取り組んだのは、決意表明として太った自らの体の写真をインスタに投稿すること。さらに、高カロリー食品ではなく、ヘルシー食材を買う習慣を身につけることだった。その次に取り組んだのは……。【前後編の後編。前編から読む】
* * *
にーよんさんが意識したのは、スタートダッシュだった。
「ダイエットし始めてすぐはモチベーションが高いので、自然とストイックに取り組めるもの。私もスタートから10日で驚くほど引き締まったんです。体重は2.7kg減でしたけど見た目の変化はそれ以上で、写真で見るとその差が歴然。だから、これからダイエットするなら、期間限定で『まず5日間だけ』トライすると成功体験が掴めて、やる気がアップすると思います」(にーよんさん・以下同)
では、成功のカギを握る5日間はどう過ごすべきなのか。
「シンプルに食事と運動の2本柱です。食事面で気をつけるべきは、こぶし大サイズのご飯に対して、たんぱく質は同じ量を、野菜と副菜はその倍を、という1:1:2の比率に変えること。この食事を5日間×3食=15回続ければ、バランスのよい適正な食事内容と適正な量を体が覚えていき、お腹まわりが確実にスッキリするはず。1日3食、バランスよくしっかり食べられている人って意外と少ないんです。だけど実際にやってみると、やせるうえに疲れにくくなるし、イライラもしなくなる。一石三鳥です。無性に甘いものが食べたいといった欲もほとんどなくなりました」
運動は「スキマ時間」を活用しよう。
「筋トレをしたくても、日中は子供たちが容赦なくぶら下がってきますし、寝る前にやろうにも私が寝落ちしちゃうし。ひとりになる時間すら取れないので、ジムやウオーキングも難しかったんです。
だから朝、寝起きに足首やお尻筋を伸ばすストレッチをしたり、歯磨きしながらスクワットをしたり、寝かしつけをしながら片足を引き上げるトレーニングをしたり、“チリツモエクササイズ”を実践しました。料理しながらでもできる『たけのこ体操』もおすすめです。一つひとつは20秒、30秒単位の運動でも、繰り返し何度も行えばウエストのくびれやヒップアップなど、しっかり効果が出てきます」