『ちむどんどん』『岸辺露伴は動かない』(ともにNHK)、『オクト―~感情捜査官 心野朱梨~』(日本テレビ系)など、ここ数年話題作に立て続けに出演し、女優としてのキヤリアを着実に積み上げている飯豊まりえ(25才)。現在放送中の主演ドラマ『何曜日に生まれたの』(テレビ朝日系)も好評だ。8月23日には、5年ぶりとなる2冊目の写真集『かの日、』をリリース。今年デビュー15周年を迎え、モデルとして、女優として、そしてひとりの女性としても成長を続ける彼女から、写真集の見どころや近況を聞いた。
──今回の写真集は、飯豊さん自ら企画したと聞きました。
飯豊:そうなんです。自分がやってみたいことを相談しながら、みんなでつくり上げていきました。メイクも自分で、服もすべて私服で臨んでいて、「限りなく私に近い」ものが写し出されています。
──逆に、とても難しかったのでは?
飯豊:かもしれないですね、自分をさらけ出すことでもありますし。でも、その向こう側で、手に取ってくださった方がそれぞれの「かの日」を思い起こすきっかけになればなって。ノスタルジーな雰囲気にのせて、(私の思いが)届けられたらと思っています。
──ほかにもこだわったところは?
飯豊:春夏秋冬それぞれの表情を見てもらえたらいいなと、1年かけて撮影しました。なので、季節ごとに髪型がまったく違っているところも見ものです。長い時間をかけて小さな変化を追っていくというのは、昔からやってみたかったことだったので、嬉しかったです。
撮影は10代の頃からずっと撮ってくださっている東(京祐)さんにお願いしました。気心知れているカメラマンさんなので、ふだん仲のいい人が私の一瞬を切り取ってくれたという絶妙な距離感が生まれた気がします。