シリアスとコメディー
前半、舞台は大財閥家の中で物語は進む。一般視聴者の生活とは大きく異なる世界観だ。
「家族内でのもめ事はもちろん、企業の乗っ取り、裏金問題といったダークな部分がシリアスに描かれます。一方、物語の折り返しを過ぎると、それまでお金持ちとしてふんぞり返っていた財閥家の人たちが、田舎に逃れて人間喜劇が始まる。都会の財閥家の暮らしと田舎暮らしのギャップや、そこで繰り広げられる人間臭さがテンポよく描かれ、毎回、笑いと涙ありの展開が視聴者を飽きさせなかったのです」(前出・康さん)
仕事、夫婦関係、家族との絆など、現代社会に生きる人々が共感できる要素がちりばめられていたことも、人気に拍車をかけた。
今年6月には、キム・スヒョンの来日イベントが開催される。熱狂はまだ終わらない。
※女性セブン2024年5月23日号