マシンガンズ、ザ・パンチの「降りる芸」の難しさ
――去年も決勝だけ大差がつきましたもんね。ザ・パンチの3本目は1、2本目と比べて明らかにお客さんの反応が違いました。
よじょう:3本目ともなると、降りる芸は、なかなか難しいと思うんです。パターンがわかってきてしまうので。
奥田:だから3本やるってありがたいんですけど、芸人にとっては酷なんです。
――THE SECONDは決勝まで行ったら勝っちゃわないとその後が大変ですよね。
奥田:やばいッス。ほんとに。
よじょう:ネタの消費量がハンパないですから。普通、3本やったら、いいネタはほぼほぼなくなると思いますよ。
奥田:去年、家のテレビで決勝を観ていて、芸人たちが、ちょっとずつ変えて鉄板ネタにしたものを次々と披露しているのを観て、めちゃめちゃ熟成された超高級ワインを何杯もおかわりされているように思えてしまって。なんて残酷なことするんやろうと思いましたね。ちゃんと味わって飲んでくれよ、って思いながら観てました。
――ちなみに賞レースで勝ったコンビにはつい聞いてしまうのですが、新幹線移動はもうグリーン席にしてもらえるんですか。
奥田:(マネージャーに向かって)ということでいいですか?
マネージャー:たぶん。
奥田:たぶんなんや。全国の賞レースで優勝してならへんかったら夢ないな。
よじょう:俺は、ならんかったらならんで、まあ……。