芸能

《仲代達矢主宰「無名塾」出身の女優・中原果南》子どもたちに「本の読み聞かせ10年」学校で“顔も見せず声色もそのまま”黒子に徹した理由

2002年に俳優と結婚した中原果南

2002年に俳優の夫と結婚した中原果南

 女優・中原果南さん(52)は2002年、同じ職業を持つご主人・平井真軌さん(55)と結婚。夜中まで時間を忘れて夫婦で語り合うのは、結婚前とまったく変わらず「あのこと」ばかりだという。

 そして、女優業の一方、集まった子どもたちへの本の「読み聞かせ」に参加してきた中原さんは、「想像の世界を広げて欲しい」という想いを込め、読み聞かせのときは「黒子」に徹するのだとか。仲代達矢さんに見出され、数々の名演を披露し、経験と年齢を重ねてきた中原さんのプライベートに迫った。【全3回の第3回。第1回から読む】

 * * *
──中原さんのご主人、平井真軌さんも「無名塾」の塾員として舞台や映画、ドラマなどで活躍されています。

「私はもう『無名塾』を離れていますが、主人は今も在籍しています。主人とは、『無名塾』の公演を通して知り合いました」

──ご夫婦ともに俳優をされていると、ご家庭で演劇の話をすることも?

「します、します。というより、結婚する前からお芝居の話ばかりしていますね(笑)。お互いがその日にしたお芝居のことや、見てきたものを夜中まで語り合っています。それは、今でも変わりません」

──お互いのお仕事はチェックする?

「もちろん、見ます。そして遠慮ぬきに率直な感想を言います。セリフを覚えるときに相手役もできるので、お互い助かりますよね。ときには、思うようにいかず落ち込んでいるのをフォローしたりもして『分かる分かる』なんて(笑)。夫婦であり、同志のようなものでもありますね」

──とても素敵な関係ですね。同じお仕事をしていると、意見がぶつかり過ぎることもあるのかなと想像していました。

「お芝居って、『こうするべき』なんて正解はないじゃないですか。誰も決められない。だから、お互いの『こう演じたい』という部分は侵さない。自分の演技論を押し付け合って、ケンカをするなんてあり得ない。一人ひとり違っていいと思うんです。そういった考え方も、主人と私は似ている。だから、夫婦になったのかもしれませんね」

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン