主演映画が話題を呼ぶ草なぎ剛(49才)。トークバラエティでなどで繰り広げる軽妙トークにも最近では注目が集まっている。「よくしゃべる人」────そんな評価も上がる草なぎについて、放送作家でコラムニストの山田美保子さんが解説する。
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5月29日、都内の映画館で行われたのは、草なぎ剛主演『碁盤斬り』の大ヒット御礼舞台挨拶だった。
平日の昼間だというのに、465+2の席数を誇る広めの場内は満席。既に舞台挨拶を何度も行っているからか、今回はさらに趣向を凝らし、登壇したのは主演の草なぎと滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」。そして、草なぎ演じる柳田格之進の住む長屋の大家・八兵衛役の立川談慶が、映画のあらすじを3分にまとめた「ミニ落語」を披露した。後半、花束を持って現れたのは、作中、エキストラで出演するも、白石和彌監督から「一言だけ台詞をいただいた」という藤沢里菜女流本因坊。MCは元フジテレビの武田祐子アナウンサーだった。
冒頭、客席に向かって何度も御礼の言葉を伝える草なぎに、年配の男性客も目立つ客席からは大きな拍手が送られた。
続いて、ひこにゃんが登場してからは“草なぎショー”とも言うべき寸劇が繰り広げられた。「かわいい」「カモン、カモン」「ようこそ」とハイテンションで出迎えた草なぎは、ひこにゃんが階段でステージに昇り終えるまで駆け寄り、手を差し伸べ、優しくサポート。
さらに、「(撮影に)彦根城を使わせてもらってありがとうございます」「でも、ひこにゃん、いなかったよね?」などと話しかけるも“無言”のひこにゃんに、「シャイなの?」とツッコむのである。