岩田の学生服姿は、家族から「中学時代のあなたじゃない」と好評だったそう。

岩田の学生服姿は、家族から「中学時代のあなたじゃない」と好評だったそう。

再婚相手はあの俳優か

 6月から始まった新章では、夫の死を乗り越えた寅子が一度は諦めた弁護士から再び裁判官を目指して悪戦苦闘する日々が描かれる。しかし、視聴者はまだまだハンカチが手放せそうにない。これまで寅子をずっと陰で支えてくれた大切な人が相次いで旅立ってしまうからだ。

【※注意!これ以降、ネタバレあります!】

 最初に別れが訪れるのは、大学の同期でかつての思い人である花岡悟(岩田剛典・35才)。

「花岡は寅子に先立って裁判官になり地方に赴任していたのですが、東京地裁に戻って寅子と再会します。そこで食糧管理法違反の事案を担当していた花岡は、戦後の混乱期とはいえ、自分自身が不法に闇市で食べ物を調達することを拒み続け、餓死してしまうのです」(前出・NHK関係者)

 法律家として最後まで法の精神に準じ、凄絶な死を遂げる花岡。花岡役を演じた岩田は、学ラン姿で学生役にも挑戦した。学生仲間らとハイキング中、寅子に突き飛ばされ崖から落下するシーンでは、ワイヤーアクションまで披露して話題になった。

「本人は『マトリックス落ち』になったと笑っていましたが、日没までひとり居残っての大変な撮影現場でした。日頃、EXILEのメンバーとしてダンスで鍛えている岩田さんもさすがにきつかったようで、伊藤さんから『体、大丈夫ですか?』と心配されたとか。今回はロケが多く、共演者と食事に行く機会がなかったようですが、伊藤さんとは演技前に『ここはどう表現した方がいい?』とコミュニケーションを取っている姿をよく見かけました」(前出・NHK関係者)

 さらに花岡の死から間を置かず、寅子を愛情深く見守ってきた母・はるも他界してしまう。

「はるは『女の幸せは結婚』と考える古い考えの女性でありながらも、法律家を志す寅子を誰よりも叱咤激励してきた人物。厳しくも優しかった母との別れは涙なしでは見られないかもしれません」(前出・NHK関係者)

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