しかし、時代は変わった。皇后となられた雅子さまに、国際舞台での活躍が期待されているのは紛れもない事実である。
「外務省の研修生としてオックスフォード大学に留学されていた雅子さまは、帰国の翌年には竹下登元首相とアメリカ国務長官の会談の際に通訳の補佐を務められ、すぐに外交官としての本領を発揮されました。イギリス訪問が当時の輝きを取り戻す端緒になればと願う国民は少なくありません。
雅子さまも御代がわり以降、公務やお出ましを重ねられるなかで、国民の温かい目線を実感されていることでしょう。だからこそ、訪英に関する準備の段階から、失敗を恐れて消極的になるのではなく、ぜひ前向きに臨んでいただきたいです」(皇室ジャーナリスト)
宮内庁に英国のご訪問に際しての記者会見、および文書の公表について尋ねると、「記者会見の実施については検討中です」と回答があった。
イギリスを発つ28日には、おふたり揃ってオックスフォード大学へ足を運ばれる予定だという。陛下が2001年に訪問された際には、留学時代のご学友が集合するというサプライズもあった。思い出の地への訪問は、転機となるだろうか。
※女性セブン2024年6月27日号