「SMがしたいようだ」
修被告は「9時に迎えに来て」と言われ了承。瑠奈被告、修被告、被害男性の3人で店を出て、修被告は駐車場に、2人は歩いて移動したという。修被告は浩子被告に、瑠奈被告がカラオケに行く旨を伝えて仮眠して待っていた。修被告が車を止めて待っていると、瑠奈被告は約束の時間を約1時間、遅れて戻ってきた。後部座席に乗り込むなり……。
「カラオケに行くと思っていたらホテルで、休憩すると思っていたら性行為を求められた」
瑠奈被告は、避妊をしないで行為をされたことに憤っていたという。4〜5日たって体調が徐々に回復してくると、「約束を破られた。直接謝って欲しい」と何度も言うようになったという。そこで、被害男性を探すために、クラブを調べ、2人で向かった。そしてクラブ「B」に行くと被害男性を見つけた。
「私は娘に、ちゃんと言って謝ってくれないなら『二度と会わないほうがいい』と伝えた。娘は被害者のところに向かい2人で何か話をしていた。被害者は頭を下げたり握手をしたり、最後はハグをして仲良くステップを踏んでいた」(同)
戻ってきた瑠奈被告は「ちゃんと謝ってくれた。許すことにした。また会うことにした」と言ったという。次に会うのは7月1日と決まっていた。事件が発生した日だ。