瑠奈被告が飲んでいたとされる“目玉テキーラ”(客提供)
どこで刃物を入手していたのか
事件のあった7月1日深夜までに、瑠奈被告と修被告は犯行に使ったとみられる複数の刃物を購入していた。警察はこれまでの家宅捜索で、田村家の自宅からノコギリ4本を含む約20本の刃物を押収している。一体どのような目的で、それだけの数の刃物を買い揃えていたのか。修被告は証人尋問で、以下のようなことを語っている。
「けっこう前から時々買っていた。(瑠奈に)必要だと言われると、『そうですか』と買っていました。少し良いナイフは、(瑠奈が)お守りだと言っていました。『魂が強くなる』と。
しょっちゅう買うわけではありません。数年前からで、ナイフが入っている福袋を買ったのが最初でした。押収品目には20本以上とありますが、もともと家で使っていたものもあり、どれだけが娘のものかは把握していません」
ノコギリを欲しがるのには理由があったようだ。
「木を切ったり、カボチャをくり抜いてランタンを作ったりするのに使っていました。作ったプラモデルをコンテストに出品していて、そのプラモデルの背景として、板に色を塗ってノコギリで切っていました。
神社や滝などで見つけた石や枝を、ご利益があるものとして拾ってきた。家族で海に行ったときに拾った流木に細工をすることもありました」(同前)