事件現場となったホテルの202号室(ホテルの公式サイトより)
なぜ修被告は娘を止めることができなかったのか
しかし、それらの刃物は被害男性の遺体を損壊するのに使われた可能性がある。修被告は、娘に言われるがまま、その過程をハンディカメラで撮影した。なぜ娘を止めなかったのか。
「そのときの記憶がけっこう曖昧で、はっきりと思い出せませんが、やめなさいと言ってもやるだろうと思いました。咎めると、本人の精神状態が悪化する。不穏当ですが、どうせ逮捕されるとわかっていたので、その日まで穏便に時間が過ぎるのを待ちました。
断ると本人が興奮する。(断るのが)怖いという気持ちはゼロではなかったが、本人の精神状態が壊れるほうが心配でした」(同前)
事件から逮捕まで20日以上。警察にずっと通報しなかった理由について、修被告は以下のように語った。