最愛の父の死から約5年

最愛の父の死から約5年

 2人は1990年代後半に破局し、20年以上連絡を取ることもなかったが、命にかかわる危機を見過ごせなかったのだろう。告白を受けて羽賀は自身のSNSに《絶対に負けないで! 貴方は強い! 必ず勝ちます!》と綴り、元恋人にエールを送った。

 その後も、男運にはとことん恵まれず、相手が既婚者と知らずに不倫関係に陥ったことも一度ならずあったという。

「母親から再婚をすすめられ、マッチングアプリを試したこともあったそうですが、怖くなってすぐにやめたのだとか。近年は、たとえ孤独と言われてもひとりでNetfliXを見ている方が幸せを感じるといい、『もう恋人は必要ない』という結論に達したようです」(前出・芸能リポーター)

 抗がん剤治療を終えた後、全摘出手術を受ける予定だが、切除した胸の再建手術は行わないつもりだ。配信でもこう語った。

「もしこれが20才ぐらいで若かったら、胸がなくなることにショックを受けたかもしれないけど、おっぱいは邪魔だなって思っていたぐらいだし。再建には興味がなくて、むしろいらない」

 がんになったことで、アンナの価値観は一変した。食べ物の味やにおい、見える風景も以前とは変わり、人を見る目も大きく変わった。前出の配信でも「来年もしかしたら生きてないかもしれない」と語る一方で、「病気になって気づくことって本当にあります。病気にならないと気づけないのかっていう情けなさもありますけど。これから長い長いジャーニーになりますが、おつきあいいただければと思います」と心の内を明かした。

 今後は、治療に専念しながら、がんになった自分にしか発信できないことを多くの人に伝えていきたいという。

※女性セブン2024年9月5日号

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