ベルリンでは利用者のマナー悪化のため都心部の電動キックボードのシェアサービス配備台数を削減。(dpa/時事通信フォト)

ベルリンでは利用者のマナー悪化のため都心部の電動キックボードのシェアサービス配備台数を削減。(dpa/時事通信フォト)

「2021年に地域限定でヘルメットなしで電動キックボードに乗車できるようになって以降、違法走行をする人、飲酒運転する人は急増しており、死亡事故まで起きている。事業者側は、GPS情報などを参考にして違法走行をしたユーザーの権限を剥奪するなど対策を行っていると言いますが、ほとんど効果がないことは、現状を見れば明らか。飲酒運転問題だって、現場を取材すれば明らかに異常な状態であることがすぐにわかるのに、行政も指を咥えてみているだけのように思えます」(大手紙社会部記者)

 一足先に電動キックボードを解禁した諸外国では、飲酒や無免許運転者への厳罰化が進み、パリでは住民投票の結果を受けて2023年8月末でレンタル廃止となった。遅れて電動キックボード乗車が解禁された日本では現在、違法運転者が野放し状態になっている。

 数年前には「次世代モビリティ」としてもてはやされたことはまだ記憶に新しいが、期待されたイノベーションも、ルールを守らない無法者や後手後手な事業者、行政のおかげで、その芽は刈り取られつつあるようだ。

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