六本木でディーナーを満喫

柔道男子の阿部一二三とグラドルの橋本梨菜。六本木でディーナーを満喫する

 かつてプロ野球の球場で客席から選手に投げつけられたヤジは、ヤジる客が周囲の客や選手本人に顔をさらしているので、コッソリ消えるのは不可能だった。だが、匿名アカウントからの発信なら、最初から最後まで顔無し、名無し、誰にも正体は知られないまま消えることができると思っているらしい。

選手だけでなく審判や観客まで誹謗中傷される

 ネットでの誹謗中傷の相手は有名なプロスポーツ選手やアスリートだけにとどまらない。全国的に名が知られている選手であれば、話題にする人も多く、悪口雑言を投げつけられる可能性は高まってしまうだろう。だが、SNSユーザーは暴走し始めておりターゲットは拡大され、被害は増えるばかりだ。関東の公立高校で野球部の顧問を務める男性(50代)が打ち明ける。

「近年では、選手だけでなく審判や観客、アナウンサーや解説者までが誹謗中傷のターゲットになっています。例えば、高校野球の中継などは、応援席で応援しているシーンがカメラで抜かれ、放送されてしまうだけで何かしら文句を言われてしまうレベル」(公立高校野球部顧問)

 高校野球の試合では、微妙な判定を下した審判に対し「死ね」や「老害」といった言葉が飛び交い、パッと映し出された応援席で懸命に踊って応援を盛り上げる選手に対して「負け犬」とか「恥ずかしくないのか」とか、とにかく罵詈雑言の雨嵐で、誹謗中傷が止む気配は一切ないのだという。

「球場で、いわゆる”ヤジ”的に言われるのとは全く違う。ほとんど、集団いじめとか集団リンチといった様相です。自身の判定がSNSで問題視され、誹謗中傷されてお休みになったという審判員さんもいるほど。生徒には、SNSを見ないように指導したこともあります。全く関係のない部外者に、ああだこうだと一方的に誹謗中傷された審判さん、生徒が不憫でならない。生徒の夢すら諦めさせてしまう。本当に許せない」(公立高校野球部顧問)

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