ライフ

《私の最初の晩餐》彦摩呂の若手時代を支えたご馳走 母が送ってくれた“大量のそうめん”で作った「2種のつけだれそうめん」

グルメリポーター彦摩呂の下積み時代を支えたごちそうとは…?

グルメリポーター彦摩呂の下積み時代を支えたごちそうとは…?

「最初に食べたご馳走はなんですか?」。子供の頃に母が作ってくれた料理、上京したときのレストラン、初任給で行った高級店……。著名人の記憶に刻まれている「初めて食べた忘れられない味」を語ってもらい、証言をもとに料理を再現するこの企画。今回は彦摩呂さんに、忘れられないご馳走を教えていただきました。

 アルバイト先でスカウトされ、高校時代からモデル活動を始めた彦摩呂さん。関西では人気を博したが、役者を目指して上京すると苦しい日々が続いた。いまとは違い、Mサイズのマネキン体形だった! という彦摩呂さんの胃袋を満たしたのは、母親が送ってくれた大量のそうめん。味にこだわる彦摩呂さんが思案を重ねた、思い出の下積み時代の晩餐とは──。

 * * *
 ぼくね、じつは最初から食リポ上手やったんです。山田邦子さんの番組で駄菓子の問屋さんにお邪魔したとき、チョコパイを割って、カメラさんに見せて「うわぁ、クリームがこんなに!」って。それまで、誰にも何も教わってないですからね(笑い)。

 ぼくと兄貴は、女手ひとつで育てられました。母親の仕事は昼間はスーパー、帰ってきたら、すぐにぼくらの晩ご飯を作って、夜は食堂で働いていました。だから、夕飯の支度をしているときに、険しい表情で眉間にしわを寄せていることなんかもあって。

 子供としてはどうにか笑顔になってもらいたいから、感謝の気持ちも込めて言うわけですよ。「うわっ、このさば、塩加減が絶妙やん」とか。知らん間に、ずっと食リポ修業をやっていたんですね。

 大阪では、高校時代からモデルの仕事をやっていて、それなりに稼いでいました。役者をやりたくて上京したんですけど、貯金はまったくなかったです。信じられないかもしれませんが、当時のぼくはマネキン体形で、あらゆるMサイズがジャスト・フィット。そら、モテましたよ。稼いだお金は全部、洋服やらディスコ遊びに消えて、東京の新生活は六畳一間のアパートから始まりました。

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン