なぜ「スキンヘッド」で広告に?
高校のインターハイに水泳選手として出場した経験のある井上さんは、スタイル抜群でグラビアでも大活躍。なかでも、1999年、幻冬舎の文庫キャンペーンポスターモデルに起用され、スキンヘッドでヌードになった新聞の一面広告は大きな話題となった。
「幻冬舎さんからお話をいただき、当時の事務所の社長と『1年間の大きなキャンペーンだから、何かインパクトのあるものがいいね』と話し合ったときに、社長からアイデアが出てきて、私も『おもしろいね』と。新しいことにチャレンジするのが好きですからね」
もともと肌が弱い井上さんは、エステには行けなかったが、筋トレなどで身体を絞り、25歳の美しい姿を写真におさめるべく努めたという。
「ファンの方には『髪の毛を剃ってないほうが良かった』と言う方もいましたが、篠山紀信さんが撮影してくださったアート作品なので。アートの心があれば、あの写真の良さはわかっていただけるんじゃないかな、と思っています。写真集(『LIVE』)にもしていただいたので、それは今も大切にしていますよ」