五輪開催前に警視庁は、東京都内のピンサロを公然わいせつ容疑で相次いで摘発した。特に過激なサービスで売り上げを伸ばしていた店舗がターゲットとなったが、その際も、ピンサロの業態はすべての店で同じ罪が成立するため、業界に激震が走った。
ただ、2021年7月に、警視庁に摘発された都内のある和服をテーマにしたピンサロは、2024年現在、店名は変わっていたが同じようなテーマの店が営業していた。一時的に摘発されてもニーズがある店は限りなくならないということなのだろうか。
「あー、別の所は摘発されたけどね。私たちは大丈夫なんだって。たしかに私たちがやっていることは、お金をもらって性交渉をする売春だから犯罪ですよね。でもね、これでずっとここは、やり続けてきたわけだし、警察も分かってずっと放置しているわけですよね。そして仮に逮捕されるとしても、“恋愛”を斡旋してお客さんを呼び込んでいるママだけだって。私は大丈夫だからね、別に何も変わりませんよ」
ある「松島新地」で働く20代女性はこうあっけらかんと話した。