学生時代に経験した「原体験」
大学でも交換留学制度を使ってフランスに留学した折田氏。2014年に大学を卒業後、銀行勤務を経た彼女は、「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれた2017年に起業するに至った。
折田氏はnoteで、同社が行政の案件を積極的に手掛ける理由を説明している。その根底にあるのが「行政の発信や広報が圧倒的にダサい」という課題意識だ。彼女はフランス留学や滞在を経て、「私が住んでいたフランスでは、行政の発信もやはりおしゃれで、美的センスに溢れるものが多くありました」(原文ママ)と感じるようになり、日本の行政が手掛けるPRの改善に取り組むことになる。
持ち前の行動力と発信力で、PR会社をグロースさせてきた折田氏。日本中の関心事となった兵庫県知事選挙という大舞台で、SNS運営に主体的に携わったかどうか、それがボランティアだったかどうか──折田氏の口から真相は“発信”されるのだろうか。今後の展開に注目が集まる。