浅田真央さん、羽生結弦さんら、アイスショーは活況
日本女子のかつてない「強さ」が盛り上がりや人気の広がりに結びつかないのはなぜなのか。フィギュアスケートに詳しいライターの土田亜希子さんはこう解説する。
「東京で行われたNHK杯の会場はほぼ満席で、変わらず熱心なファンがいることは間違いありません。また、いまは有料の配信もあるので、地上波の放送よりも、配信を選択するファンも多いと思われます。
一方で、全盛期に比べて、フィギュアスケート競技のファンが減っているのは確かだと思います。理由には大きく3つあると考えられます。一つは、アイスショーの増加です。趣向を凝らし、競技さながらのジャンプを披露するなど、質の高いアイスショーが増えたことで、競技よりショーを見るようになった、という人がいます。浅田真央さん、羽生結弦さん、高橋大輔さん、宇野昌磨さんら、競技から引退した人気スケーターを見たい、という人も少なくありません」
この11月に、浅田真央さんは自身の拠点となる『MAO RINK』をオープンした。また、グランプリファイナルと同時期に、羽生結弦さんが出演&制作総指揮のアイスショー、ICE STORY第3弾「ICE STORY 3rd―Echoes of Life―TOUR」が開催される(12月7日から埼玉、広島、千葉で開催)。