阪神・岡田監督との共通点
中畑:就任した当初から信念は感じたよね。派手に動いてるように見えるけど、中身はこのチームをどういうスタイルにしていくか、どう育てなきゃいけないっていう目線でチームを見てたんじゃない。岡田(彰布)監督と同じだよな。
江本:そう岡田と一緒なんですよ。岡田は、「ベンチの中でデータとか見るな。あんなのは家で見てこい」と言ってきた。要するに本流というか、それは形がちょっと違うけど、やっぱり野球はこうだっていうのを見せてくれた。信念を持っていると思う。
達川:チャラチャラしよるけど、先輩立てますからね。岡ちゃん(岡田彰布)から学ぶとか、相手の監督を絶対にけなさないからね。頭は賢い。新庄が監督になった時に、オープン戦で広島に来たんですよ。その時に「今年は最下位になります。しかもぶっちぎりです」というわけ。それで「来年は?」と聞くと、「来年もなります」と言う。それで「3年後に全財産をはたいて外国人を獲ってきて優勝しますから」と、宣言してきたんですよ。
中畑:オレは日本ハムをAクラスになると予想したよ。新庄の『叩かれるチームになりました』という言葉を信じてね。
江本:結果的に見ればAクラスになる野球をしている。数字は嘘をつかないってやつ。