──新しい趣味やスポーツに出会いたい、仲間を作りたいと考えている中年は多いと思います。新しい人生の扉をひらく秘訣とは?

 当時は中年クライシスだったので、スケートに出会ってなかったら、精神的にやられていたかもと思います。だから、スケート費用は私にとって、薬代や、病院代、カウンセリング代のようなものと捉えています。同時に、スケート以外に興味が移ったら、それはそれでOKと思っています。

 どんな世界であっても、あまり考えすぎず、自分の「やってみたい」という気持ちを大切にして、軽くトライしてみる。違うな、と思ったら別のことをしてもいいですし、好きなら続けてみる。すると、そこに自分が想像していなかった新しい世界が広がっているかもしれません。「とりあえず、面白そうだからやってみる」。そんな気持ちで、軽く最初の半歩を踏み出してみませんか。

「アラカンで世界大会に出ている私を見て、みなさんにも弾けてもらえたら」

「アラカンで世界大会に出ている私を見て、みなさんにも弾けてもらえたら」

◆カゼ・カオル
米国ワイオミング州在住。大昔の20代、「世界バックパック旅行か、1年間の留学か」で後者を選んだものの、1年では終わらずに、海がない田舎州に30年近く住む。家族は、定年を延ばしつつある夫と、絶賛思春期中の息子と、犬1匹。町の公立高校で、25年ほど日本語を教えている。趣味は、2013年に始めたフィギュアスケート。夢は世界一周バックパック旅行、世界のスケートリンク100訪問(現在は日米伊で56)と世界の試合100参加。
著書に大人スケートシリーズ3部作『47歳スケートやってみた』『51歳まだまだ滑ってます 大人スケート沼へようこそ』『57歳イタリア遠征行ってみた』

◆写真は風薫るさん提供

◆取材・文/砂田明子

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