『ザ・ベストテン』(TBS系)とかの歌番組に出演したとき、僕は「シブがき隊」が歌い終わった後、彼女の隣に座るためにマイクを音声さんに渡さず、そのまま床に置いて、彼女の隣にダッシュして行ったりして(笑)。だから、小泉さんが歌った『学園天国』の歌詞は、当時の僕らそのものでした。
18歳で免許取って、当時人気のあったトヨタ・ソアラを初めて買ったときには、助手席にキョンキョンを乗せて家まで送ったんですよ。小泉さんと会う機会はあまりなかったんだけど、そのときはたまたま誰かの誕生日パーティか何かで一緒になって、「送ってあげようか」と声をかけました。少しでも長く乗せていたくて、お台場まで思いっきり遠回りして送り届けました(笑)。
「シブがき隊」の3人で六本木のマンションで暮らし始めると、「バブルガム・ブラザーズ」のブラザー・コーンさんに六本木のディスコに連れて行かれ、六本木でよく遊ぶようになりました。アン・ルイスさんをはじめ、チェッカーズのボーカルだった藤井フミヤ君、吉川晃司……。ナンパの仕方から業界のしきたり、やってはいけないこと、などいろんなことを教えてもらいました。
その六本木に、いつも顔を出してご飯を食べていたのが、(中森)明菜。彼女は“お嬢様”なんですよね。「ケンタッキーフライドチキンが食べたくなっちゃったなぁ」とポツッと言うもんだから、買いに走ってあげたこともありました。彼女は喜んで、タバスコを1本丸ごとチキンに振りかけて食べて「おいしい」って。最近は活動を休んでいて心配していましたが、先日、香取慎吾君のライブを観に来ていたそうだから、良かったなぁ、と思いました。