「小学校ではどちらかというと、クソ真面目でした。皆が掃除サボると、『みんなちゃんとやろうよ! ルールは守ろうよ!』というタイプ。でも、リーダー的な存在ではなくて、なんというかイジられるような感じ。ただ、本人はイジられている事に気づいてなくて、率先して前に出るタイプでした。
中学に上がると、生徒会役員をやったり、かなり目立つ存在でした。体育館を借りて、マントをまとった衣装で、ステージでマジック披露もしていましたから、学校では有名人でしたよ」
中学の卒業文集には、文化祭でマジックを披露したことが書かれている。アゴに手を当てた決めポーズの写真とともに、《弟子も2人できて、騒がしくなったけど、中学文化祭のマジックが続くようにできたので大変良かったと思う》《副業としても軽くマジックをやろうと思う。これも全部、文化祭でみんながウケてくれたこと、マジックに驚いてくれたからである。みんなありがとう》などと、充実した学校生活が記されている。
しかし、Aさんが池田容疑者と会わなくなった高校以降、彼の心に何か変化があったのかもしれない。池田家が住む家の大家が語る。