「本人が学生の頃までは、母親の実家に毎年家族みんなで帰るほど仲が良かった。だけど、怜平くんは地元の4年制大学を出て、定職につかずフラフラしてたころから、あまり家族で出掛けている様子は見えなかった。“とにかく仕事が続かない”と、祖母が心配していた」
前出の同級生・Aさんは、そんな池田容疑者と、昨年の8月に偶然再会を果たしたという。
「いつも飲んでいる地元のメンバーで、池田呼んでみようぜ! ってノリで誘ってみたら、歩いて店まで来てくれたんです。8年ぶりに会ったんですが、顔つきが変わっていて、なんだか自信に満ちていましたね。
『数年前まで駅前で大道芸したり、BARでマジック披露したりしていたんだよ。でも、最近転職中なんだよ…』って近況を教えてくれたんです。その時に、またマジック披露してくれて、かなりの腕前で盛り上がりましたよ。なんか性格も柔らかくなっていた印象ですね。その日は、ちゃんと歩いて帰っていました。
あれだけ『ルールは守ろうよ』って言っていた奴が、飲酒運転するなんて信じられない」
池田容疑者は調べに対し、「取り返しのつかないことをしてしまった」と話しているという。どれだけ後悔しても、事故で失われた女性の命は戻ってこない。