まず浜田さんのスケジュールを調整しましたが、放送まで1週間を切っている1月20日しか予定が取れず。そこから12球団に『1月20日、ロケに協力していただける選手いませんか』とオファーをかけました。
各球団、前向きに検討してくれましたが、1月は自主トレに入っている選手も多く、球団との契約期間外なので関東にいる選手も限られている。そもそもバラエティ番組に出たがらない選手も多い。番組のプロデューサーらが懇意にしている選手らに連絡したりして、なんとか中日の4選手がキャスティングできたわけです」(同前)
撮影から放送まで6日間しかなく、収録後すぐに約1時間のロケを編集するというのは、制作現場にとってかなり過酷なスケジュールだったことだろう。実際、同番組のスタジオ収録は放送より約50日も前に終えている。
「普段なら急ぎでも3週間から1か月ほど時間をとる作業ですので、編集現場は“地獄”だったと聞いています。普段お願いしている制作会社の人員だけでは人手が足りないので、フリーのディレクターさんなどに声をかけ、なんとか番組を完成させたわけです」(同前)
今後、同社の経営陣はこうした現場に対して恥のない“新生フジテレビ”を作ることができるのだろうか──。