判決は2月18日に言い渡される予定だ(時事通信フォト)
「死刑があれば、されて当然」
柳本被告「多くの方々を傷つけすぎてしまったことは、非難されて当然です。逮捕直後は事件に向き合えていませんでしたが、今は、事実の重みを受け止めることができています。もし性犯罪に死刑があれば、されて当然と思っています。無期懲役すら軽いと思われて当然、私はそれだけのことをしてしまったと再認識しています」
ただの傍聴人氏によると、最終意見を述べて証言台から弁護人席に戻るとき、柳本被告は目のふちを指で拭っていたという──。
検察側が無期懲役を求刑する一方で、弁護側は、「被告人は、被害者に家族がいることや、その気持ちがわかるようになった。生涯かけて償うつもりで、変わることのできる力がある」と有期刑を求めている。
判決は2月18日に言い渡される予定だ。