「オウルxyz」の元代表・牧野正幸容疑者(43)。少女に対しわいせつ行為を繰り返していたという(知人提供)
「歌舞伎町には、悪い大人がいっぱいいるんです。未成年を食い物にするようなそんなヤツらが……」──男が取材にそう答えたのは昨年のことだ。
新宿区歌舞伎町の一角で、行き場を失った少年少女らが身を寄せ合う“トー横”。そんな“トー横キッズ”と呼ばれる子どもたちの支援や社会復帰支援を行なっていた団体「オウルxyz」の元代表・牧野正幸容疑者(43)が、2月13日、埼玉県青少年健全育成条例違反容疑で逮捕された。キー局社会部記者が解説する。
「牧野容疑者は2023年10月、当時17歳だった少女に埼玉県内のホテルでわいせつな行為をした疑いがもたれています。2022年夏ごろに、男が支援団体で行なっていた“トー横”の清掃活動中、少女に声をかけたことから関係が始まったとみられています。
捜査関係者によれば、ふたりは2023年4月以降、約半年間にわたって週一回ほどの頻度で会うようになりましたが、少女が『もう会いたくない』などと伝えると、男が少女のアルバイト先で待ち伏せするなどストーカーまがいの行為をしていたこともわかっています」
「オウルxyz」はトー横キッズと行政の支援をつなぐパイプ役を担い、子どもたちの間でも知られた存在だった。