危険なスタントアクションにチャレンジし続けるトム(Xより)
飛行機にしがみつき…CG処理はワイヤー消去のみ
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズにおいて、トムのスタントアクションは見どころのひとつ だ。その過激さは回を追うごとに増していき、ファンの間でも語り草となっている。
「シリーズ2作目の『ミッション:インポッシブル2』(2000)では、高さ30メートル以上の断崖絶壁に両腕でぶら下がり、またシリーズ5作目『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)には、実際に離陸する飛行機のドアの外側にしがみつくシーンを熱演しています。
『ローグ・ネイション』の当該シーンでは背景映像の合成はせず、実際のスタントアクションの撮影中に安全対策として装着していた数本のワイヤーを消去するためだけにCG加工を施した、という伝説的なエピソードもあります」(同前)
危険なスタントアクションにチャレンジする理由を、トムは2022年のカンヌ映画祭 にて次のように語っている。
「私は常に自分にできることがあると思っていますし、芸術表現を推し進めたいと思っています。『どのようなアクションをすれば観客を映画に没頭させることができるだろう? そして、どうすれば彼らを楽しませることができるだろう? 私に何ができるだろう?』」(トム・クルーズの発言を邦訳)