Snow Manのラウール
Snow Manも光一の薫陶を受けてきた。
「特に渡辺翔太さん(32才)は、光一さんが演出を手がけた舞台『DREAM BOYS』に出演したことがあります。そのとき、光一さんからプレゼントされた楽屋のれんが、渡辺さんのメンバーカラーであるブルーで、“そこまできめ細かく後輩のことを見てくれているのか”と感動したそうです。光一さんへのリスペクトを、渡辺さんはメンバーにも共有していた」(舞台関係者)
Snow Manもまた、ジュニア時代に苦労を重ねたグループだ。2012年に結成された際には、ラウール(21才)、向井康二(30才)、目黒蓮(28才)を除く6人組だった。
「デビューの話がないまま年月が過ぎ、デビュー前年に3人の増員が決まりました。ただ、構想の段階ではもっと人数が増える予定だったといいます。その中で、6人のメンバーたちが追加された3人を自ら選んでデビューにこぎ着けた。増員がなければデビューもできなかったでしょうし、ここまで人気グループになることもなかったでしょう」(前出・別の音楽関係者)
そんな経験があるからこそ、Snow Manのメンバーにとっても、ジュニアへの思いには格別のものがあるのだろう。
「歌やダンス、演技の技術はもちろん、アイドルとしての振る舞いやプライベートの過ごし方まで、先輩と後輩が強く結びついて相伝することが彼らの文化の1つでした。組織体制が変わり、退所・独立したタレントも多く、エージェント制を取り入れたことで事務所との契約形態も人によって異なっていますが、それでもショービジネスにおける“イズムの継承”は続いていくのでしょう」(前出・音楽関係者)
壮大な計画は始まったばかりだ。
※女性セブン2025年3月6日号