リポートも好評で、とても人気のあるキャスターだった(Instagramより)
日本でもマスコミへの視線が厳しくなっていると聞きますが、それは韓国でも同様です。今回の件も大手メディア批判の風潮に乗って、SNSなどを中心に激しく炎上しています。MBCが問題を詳らかにして、しっかりと原因を究明しなければ批判が収まることはないでしょう」(同前)
オさんの事件の影響は、政界にも及んでいるという。
「日本でいう労働基準監督署と警察が実態の把握に向けて調査を開始しています。オさんはフリーランスの立場でMBCのキャスターをしていましたが、日本と同様に韓国の現行の労働基準法ではフリーランスの保護が十分にできていません。問題に取り組む国会議員は『故オ・ヨアンナ防止法』と銘打って、フリーランスも法律の保護対象とすることなどを盛り込んだ改正案を示しています」
携帯電話から見つかった遺書には、以下のような悲痛な思いが記されていた。
「私の葬式は屋外でパーティーのようにしてください。みんなドレスやきれいな服を着て、フィンガーフードを食べながら、笑って見送ってください」
韓国ではいまだ各メディアが続報を出しており、混乱は当分収束しそうにない。