山田さんが今年のエランドール賞・新人賞について綴る(時事通信フォト)
エンターテインメントの世界では、その年に活躍した人に贈られるいくつかの賞がある。放送作家でコラムニストの山田美保子さんは、それらの賞のなかでも特に「エランドール賞」の「新人賞」に注目しているという。山田さんが、今年のエランドール賞・新人賞について綴る。
アルバイト時代、美人店員として芸人の間で有名だった
仕事柄、オーディションやコンテストなどの“審査員”をさせていただく機会がとても多いのですが、エンタメにまつわる各賞の結果には「え?」とツッコミを入れることがしばしばあるものです。
でも、現在は終了している『ゴールデン・アロー賞』や先頃発表された『ブルーリボン賞』、そして『エランドール賞』の「新人賞」だけはいつも「そうそう、その通り!」と大拍手を送っています。
『エランドール賞』は私が生まれる1年前の1956年に創設され、当初の受賞対象は俳優さんのみだったそうです。現在は、「日本映画テレビプロデューサー協会」が選定する、「映画」「テレビ番組作品」「新人俳優」「プロデューサー」などに贈られています。
果たして、2月6日に開催された同賞の「新人賞」に選ばれたのは、高橋文哉さん(23才)、河合優実さん(24才)、水上恒司さん(25才)、趣里さん(34才)、若葉竜也さん(35才)、松本若菜さん(40才)の6人。ほらね、心から納得させられませんか? そして平均年齢が高い!