事件の現場となったつり橋は、夜は人通りも少なく、地元では自殺の名所としても知られた(時事通信フォト)
「両被告は車内で被害者を全裸にさせました。それも座席に座ることを許さず、車の床で服を脱ぐように強いていたようです。検察の冒頭陳述によると、脱ぐのに手間どる女子高生の服の一部を小西被告が脱がせてもいます。
車外に出た小西被告らは、女子高生が着ていた服を草むらに投げ捨て、彼女の土下座動画を撮影。その後、殺害現場となった橋の方へと連れて行きました」(同前)
この日の最高気温は6℃。夜中はさぞや冷え込んだことだろう。神居古潭周辺では小雨もぱらついていたという。
内田被告は少年のひとりとビデオ通話をはじめ、小西被告は被害者に馬乗りになって顔面を複数回殴り、両手で首を絞めた。ビデオ通話を続ける内田被告も被害者の腹を蹴るなどした。
「それから女子高生を高さ約1.2メートル、幅約15センチメートルの欄干に座らせ、再度謝罪を強制。加えて小西被告は女子高生の両膝を持ち上げて、落下させるそぶりをした。その時は女子高生が橋の中に飛び込んだため、落下はまぬがれました。