小西被告の中学時代の卒業アルバム写真。NEWSポストセブンの取材では、小西被告の容姿と性格にギャップを感じていた知人証言もあった
「内田被告は『優花に「カメラがあるから店の裏に行く」と伝えた』とし、『優花は被害者に馬乗りになり、首を絞めていました』『被害者の首を片手で絞め、顔を叩いていました』などと供述。
また、監視カメラのない神居古潭へ移動する車内での様子については、『優花は「こいつ絶対殺しますよ」などと繰り返し暴言を発し、被害者を威嚇していた』と説明していたようです。
こうした供述が読み上げられた時には、小西被告は小さく首を横に振り、否定するような仕草を見せる場面もありました」(同前)
しかし、内田被告視点での小西被告に関する恐ろしい供述は続く。
「小西被告は道中で『(女子高生を)ボコボコにしても結局捕まるので、死なせた方がいいでしょ』と発言。神居古潭に到着してからも、『車を降りるとすぐに、駐車場のアスファルトの上で(車内で服を脱がせた)女子高生を全裸のまま正座させ、撮影していた』と。
小西被告は橋でも仰向けに倒れている女子高生に馬乗りになって首を絞めたほか、蹴ったり殴ったりもしていたとも説明されています。女子高生を橋の欄干に座らせた際は、『私は背中を両手で軽く一度押しました。優花も同様に被害者の背中を押しました』と、内田被告だけでなく小西被告も、女子高生を落下させようとしたと主張。
最終的には内田被告が『死ぬんならうちらのいないところでやって』と言って女子高生をその場に残して去り、背後から『キャー』という叫び声が聞こえたため『被害者が自殺したと思った』ようです」(同前)
一方、3月4日の公判で行われた被告人質問で小西被告は、橋の上で女子高生を「梨瑚さんが押しました」と主張。「(小西被告は)押していません。びっくりして助けようとした」などと否定している。