事件があったススキノのホテルの浴室(利用者提供)
検察官「嫌なことをされるかもしれないとは思わなかったのですか」
修被告「待ち合わせでダメなら戻って来るだろうと。ホテルへ行ったら男女のことなので、気にしてなかったです」
検察官「SMプレイして嫌なことになるとは」
修被告「他の人とも楽しかったと言ってたし、それほど想定してませんでした」
その後、戻ってきた瑠奈被告は、送り出しのときと服が変わるなどしたが、「本人が言わない限り聞かない」として、特に様子を聞くでもなく、家に向けて車を走らせたのだ。
終始冷静に答え続ける修被告。しびれを切らした裁判長に、被告は「法廷で淡々と答え続ける理由」を明かした──後半記事では、死体損壊ほう助の争点になっている修被告の「ペンライト」の存在や、事件後の帰り道で購入した「大量の氷袋」に関する供述について詳報する。
(後編を読む)
◆取材・文/普通(ライター)