ウィッグ姿に白塗りの奇抜メイクでライブ出演した田村修被告(本人のFacebookより)
帰り道に購入した「氷8袋」
事件現場から車で帰宅する場面に戻る。家の直前で瑠奈被告は、修被告に氷を購入するように依頼する。修被告は家の近くのコンビニで2回に分けて、氷を合計8袋購入する。瑠奈被告は理由を言わないし、修被告も理由を考えもしなかったという。
瑠奈被告はその氷を、切断した首を入れたケースに入れていた。その意図を修被告が把握していたと証明したい検察官は、「帰宅後すぐ別のクラブに行くんですよね」、「午前3時ですよね」と、8袋の氷が必要であることの不自然さを質問するが、修被告は理由について特に答えない。
すると、しびれを切らしたように裁判長が質問をした。
裁判長「つまり検察官は、そのときに瑠奈被告が冷やしたいものがあると、あなたが思っていたかどうか聞いているんです。氷だから冷やすんでしょ?」
修被告は少し考えた様子の後、「もしかしたら取調べのときは、SMの後だから腫れを冷やしたいと思ったのかも」と答えた。