ドタキャンされた理由は…
57歳で熟年離婚した会社員男性のBさん。恋人探しの目的でアプリを利用すると、同じ境遇の40代女性とメッセージのやり取りが始まった。
「趣味の散歩やガーデニングの話で盛り上がり、毎日のようにメッセージのやり取りをしました。マッチングして2週間ほどでランチの約束を取り付けた。相手の女性が『電話で話したい』というので、会う前日にLINEのIDを交換し、LINE通話で“明日はよろしくお願いします”といった話をしました」
翌日、待ち合わせ時間の5分前に到着したBさんのもとに、相手の女性から電話がかかってきた。
「電話に出ると“待ち合わせ場所にいますか? どんなお洋服ですか”と聞かれたので答えると、すぐにガチャッと切れた。驚いて折り返し電話をかけても女性は出ませんでした」(Bさん)
土壇場で約束を反故にされた格好だが、少し時間が経ってBさんには思い当たる節があるという。
「僕はここ数年でだいぶ体重が増えて髪も後退したのですが、プロフィール写真は痩せていて髪も豊かだった時の画像にしていたんです。待ち合わせ場所で周りに同年代の男性は僕ひとりだったのに電話をかけてきたということは、別人だと思われていたんですよね……。アプリはお休みして、ダイエットを始めました」