RIZAPグループ代表取締役社長・瀬戸健氏とも清掃をしに行ったという
あえて「まる出し」する発想の転換
──瀬戸社長も大掃除に参加されたんですか。そういった取り組みを知ればイメージが変わる人も多そうです。
あとは昨年12月、全店舗のマシン故障・対応状況や清掃頻度を公開した「お店の状況わかるナビ」をリリースしました。「chocoZAP」の会員以外の方も閲覧できますので、入会の判断材料にしていただければ幸いです。
──利用者にとっては一番知りたい部分ですが、その情報を広く公開するのは、かなりの決断ですね。社内で、「さすがにこれを出すのは」とためらう声は上がりませんでしたか?
社長の瀬戸自身が、この情報を絶対出すと決めたんですよ。「お店の状況わかるナビ」は、我々の覚悟の表れでもあります。もちろん今もまだマシンの長期故障などが完全に解決したわけではないのですが、目の前の課題に向き合おうとする姿勢がお客様にも伝わればありがたいかぎりですね。
──「chocoZAP」は、税別で月額2980円という低価格を柱としたサービスである以上、どうしても運営上のシビアな取捨選択が必要になってきますよね。事業責任者の村橋さんとしては、「これは必要/必要でない」というラインをどのように想定しているのでしょうか?
「chocoZAP」が高級ジムのようなオシャレな雰囲気づくりにコストをかけるかといったら違います。でも「使いたいマシンが普通に使える」のようなジムとして当たり前の部分に関して、事業者側が「値段が安いんだから多少ダメでも仕方ない」と甘えることは絶対ダメだと思っています。
なので、「ジムというものに対して、お客さまが『ここは最低限、担保してほしい』と感じる要素ってなんだろう?」、ひいては、「『chocoZAP』のあるべき姿ってなんだろう?」というのを社員みんなで考える日々ですね。
「お店の状況わかるナビ」の意義について語ったchocoZAP事業責任者の村橋和樹氏