家族にバレるのが怖くて確定申告ができなかったという
「私が勇気を出していればこんなことにならなかった」
被告は涙ながらに、判決への思いを訴えた。
被告「私は今回自分がしたことで、思っていた以上に多くの人に迷惑をかけたことを知り本当に後悔しています。自分の預金から納税してきて、預金が正直少なくなってきている。今後の生活も不透明な中、日々不安な思いで……できましたら寛大な判決をお願いします」
検察官からの論告では、納税の必要性を理解しながらも約7,800万円の納税を一切行わなかった犯行は大胆であり、経済犯が割に合わないことを知らしめるためにも、懲役10月、罰金2,300万円を求刑した。
弁護人は、事実は争わないものの、反省をし、家族や生活環境等ですでに充分な社会的制裁を受けているといえる点。脱税に際し隠匿行為などは行わず、すでに延滞金も含め納税が済んでいる点よから、求刑より大幅に減らした額の罰金刑とすべきと弁論した。