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《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走 “一管理職の職責を超える”心労も

中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)

中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)

 3月31日、フジテレビジョン(以下、フジテレビ)と親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会による調査報告書が公開された。深刻な女性トラブルが発覚し、今年1月に芸能界を引退した元タレント・中居正広氏(52)による行為を“性暴力”と認定している。

 400ページ近い調査報告書の中では、中居氏が相手女性にどのように接近したかや、トラブル発生後のフジテレビの対応などが詳細に明かされている。そのなかで注目を集めているのが、編成制作局アナウンス室部長などを務めるF氏の動きだ。F氏は報告書内で「女性管理職」とも表現されている先輩女性アナウンサーだ。

「F氏は、トラブル発生後の初期段階から被害女性に対応していました。調査報告書では、F氏なりに女性のために奔走し、かなりの心労を背負っていたことがわかりました」(全国紙の社会部記者、以下同)

 X子さんが中居氏のマンションで被害を受けた5日後の6月7日、X子さんはF氏と面談し、トラブルについて報告した。翌8日、F氏らは産業医と協議し、「女性が非常に精神的に不安定なため、女性のケアを最優先にする」、「番組出演についてもアナウンス室の判断で勝手に取りやめさせない」などアナウンス室としての対応方針を決めた。

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