車は見るも無惨な姿に……
事故直後の現場にいた「茶髪っぽい人物」
「事故の発生が18時50分頃だったとニュースで見ましたが、僕が通りかかったのはそれから20分後くらいです。トンネルに差し掛かる手前にある道路情報板で『事故発生』といったような表示が出ていました。
トンネルに入って時間がたたないうちに、黒い車の部品や、タイヤの内部パーツみたいなものが散乱しているのに気づきました。すこし行くと右側車線に車のバンパーやボンネットのあたりが大破した黒のジープと、その先に救急車が停まっているのが見えました」
さらにそのときの様子をこう振り返る。
「救急車に担架で男性らしき人が運ばれているのが見えたので、『ああ、これはけっこうな事故だな』って思いながらさらに進むとジープの前に6人ほどが集まっていました。
そのうちの1人に、トンネル内の道路脇のへりに座り込む茶髪の方がいたんです。子どものようにも見えましたが、その人はなにかを抱えながら、黒いキャップを被った男性と警察官の機動隊らしき人に話を聞かれているような雰囲気でした。撮影した動画を見返すと、髪型などから判断して女性に見えるんですよね。見える範囲では他に女性らしき人物はいなかったので、今振り返ると『もしかしてあれが広末涼子だったのでは…』とも思います」
逮捕に至るまでの十数時間、容疑者に何があったのか。警察はあらゆる可能性を視野に、さらに捜査を進めている。