引き出しには避妊具が(ロンドン警察庁HPより)
驚きの“性犯罪の記念品”
「動画には意識がない女性に対し、男が行為をしている様子が収められていました。動画は中国と英国、どちらもで撮影されたと見られています。
さらに鄒被告は犯行後、被害者の持ち物を所持し続けていました。ロンドン警視庁が公表した証拠画像からは、被害者の靴下や鍵、口紅、ヘアゴムなどが確認できます。裁判で検察側は、それらの品を“性犯罪の記念品”だと強く非難しています」
動画を含むこうした押収品の多さから、鄒被告の犯行は英国内にとどまらず、母国中国でも同様の手口で性的暴行に及んでいる疑いが強まり、有罪の評決後も別の女性が次々に被害を訴え出ている。
UCLに通う外国人留学生にも話を聞いた。
「UCLは伊藤博文や夏目漱石もいた英国でも有名な大学ですが、入学する難度がとても高いかというとそうでもないんです。中国人は本国の名門大学がとんでもない倍率で入りづらいため、学歴ロンダリングを求めて多くの留学生がイギリスにも来ています。
さすがに今回の容疑者みたいな人は他にいないと思いますが、かなりハメを外して遊んでいる留学生は少なくありません。金持ちの子供も多い。日本も留学生が増えており、他人事ではないですよね」
鄒被告の犯行はどこまで広がりを見せるのだろうか。