2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして逮捕された無職・平原政徳容疑者(44)。1度目の鑑定留置の結果、「心神喪失」の可能性がある内容が含まれていたと報じられた。4月16日からは2度目の鑑定留置が始まっている。
若い命を奪った事件の容疑者が不起訴となる可能性が出てきた。この経過に、ネット上では様々な意見が上がっている。
まずは事件を振り返ろう。全国社会部記者が語る。
「平原容疑者が事件を起こしたのは2024年12月14日。『マクドナルド322徳力店』に入店して10数秒のうちに、塾帰りに同店を訪れていた中学生2人を刺して現場から逃走。腹部を刺されて倒れた1人は、搬送先の病院で死亡しました。
警察は犯行5日後となる19日、現場からほど近い一軒家に一人暮らししていた容疑者を逮捕。これまでの調べに対し、容疑者は亡くなった女子生徒への殺人容疑について否認、男子生徒への殺人未遂の疑いについては行為を認める一方、殺意はなかったなどと供述しているそうです」(全国紙社会部記者)
事件発生当時、NEWSポストセブン取材班は平原容疑者の“奇行”を目撃したという近隣住民に話を聞いていた。