90分ワキ毛について熱く語り尽くした
「もちろん最初は結構気になりました。棚から物を取るときとか、ワキが露わになるたびに『剃った方がいいのかな』と思うこともありましたけど、他人の目を気にせずに自分を受け入れて、やりたいように生きようと決心したので」
──16年前、ワキ毛の処理をしていないことを初公表した動画『#30恥ずかしいけど見せます-Shows though it is shameful-』が、現在は1612万回再生を超えています。公表することに葛藤や怖さはなかったんですか?
「怖くはなかったですね。公開した後も、こんなに認めてくれるんだ、と自己肯定感にも繋がりました。というか、いま1612万回も再生されているんですか!? 当時もネットニュースなどで取り上げていただいて、『需要あるな』とは思いましたが、だいぶ増えましたね(笑)。皆さんのおかげです。やっぱりこう反響が数字で現れると、『受け入れてもらえている』という実感が増しますよね」
──“需要”というのは、主に男性の?
「公開した2008年当時から現在まで、男性ファンの反応がずっと好意的で変わらないんですよ。YouTubeライブをしていても、『見せてください』みたいな。ほんと、『男の子やな』って(笑)。でも自分的には見せるために生やしているわけじゃないから、雑談中のふとしたときに『あ、見えた』『ちょっとラッキー』ぐらいでおさめといてください、みたいなところではあるんですけど」
──ワキは見世物じゃない、と。
「でもやっぱりこの16年間で、そういう反応をしてくれる男性が増えた気がしますし、極端に嫌な顔をする女性も減った気がします。昔は、友人の結婚式とかにキャミソールのワンピースを着ていくと、『ぎゃあ!』みたいな反応されたんですけど、いまはなくなってきましたね」