ワキ毛の必要さに生やして気づいたという。よく見ると
──海外では、マドンナさんやレディー・ガガさん、エマ・ワトソンさんなどワキ毛を生やすセレブも多く、若者の間では『ジャニュヘアリー運動(=女性の体毛は自然だとアピールする運動)』なども起こっています。
「私は“美しいと感じるものは人それぞれ”だと思っているので、例えば声高らかに『ワキ毛を剃るのをやめましょう!』と主張したいわけじゃないんです。今の時代、美意識が高すぎるというか、美に対してストイックだなとは感じます。細くならなくちゃ、ツルツルにしなくちゃ、男もファンデーション塗らなくちゃ、とか。でも、もっと“多様化”しているんだから、私みたいな人も細くてツルツルな人も、それぞれいていいんだ、っていうスタンスでみんなが生きていければいいんじゃないかな、という考えです」
──本当はしーちゃんさんみたいに「ワキ毛を生やしたい」という女性がいることも認められる社会になればいいと。
「付き合っている人がワキ毛を生やしてて『嫌だ』ってなるよりかは、『別に生やしてていいんだ』とか『生やしてていいね』とか言ってくれる男性が増えれば、女性もムダ毛を気にしなくていい世の中になるんじゃないかなと思いますね」
人生の半分をワキ毛とともに過ごしてきた彼女は、90分熱く語り尽くした。後編では、18年間生やし続けたワキ毛を“処理”した背景、現在の思いなどを明かしている。