女子ソフトボール日本代表で、北京、東京の両五輪で金メダリストになった峰幸代選手(左)と、東京五輪で金メダルを獲得した渥美万奈選手(右)

葛飾区民のための健康づくり事業「かつしか健康チャレンジ」のイベントに登壇した峰幸代選手(左)と渥美万奈選手(右)

人は誰でも体の歪みを持っている

 先に触れましたが、「鴻江理論」は、人を猫背型の「うで体」と、反り腰型の「あし体」の2タイプに分類することから始まります。

 具体的には、「うで体」は右肩が下がっており、右の腰が少し前に出ている。逆に、「あし体」は左肩が下がり、左腰が前に出ています。よく、「体のバランスを整えよう」と言ったりしますが、私に言わせれば、人は誰でも体の歪みを持っています。こういった歪みがあるのは普通のことで、決して悪いことではありません

 むしろ大事なのは、自分がどちらのタイプかを知り、自分の体に合った体の動かし方をすることです。自分がどちらのタイプかは、簡単にチェックする方法があるのでいくつか紹介します。

 まずは、シンプルに自分の体を鏡で見てみることです。両肩のラインはどちらに傾いているか。手の位置が左右どちらかが上がっているかを見ることで、肩の傾きが確認できますね。また、へそがどちらを向いているかで、骨盤の開き(=どちらの腰が前に出ているか)がわかります。

 それ以外にも、例えば、無意識に足を組んだとき、右足を上にする人は「うで体」。左足を上にする人は「あし体」です。また、後屈が得意なのが「うで体」。前屈が得意なのが「あし体」といった具合に見分けることができます。

 まれにどちらのタイプか判別できないような、バランスのとれた人がいないわけではありませんが、程度の差はあれどほとんどの人はどちらかのタイプに分類されます。

 東京五輪の女子ソフトボールのメンバーも、2つのタイプにきれいに分かれていました。チーム全体の平均年齢が高く、故障を抱える選手も多くいましたが、ハードな事前合宿をこなし、最高の状態で本番を迎えることができたのは、それぞれのタイプに合った練習を積めたからだと思っています。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン