必ずしも返金されるとは限らない
未成年者の契約取消権により、未成年者が保護者に無断で行った課金は原則として取り消すことができる。万一子どもの無断課金が発覚したら、プラットフォーム或いはゲームの運営事業者に相談したり、消費者ホットライン(188)に相談してほしい。
子どもが年齢を成人と偽っていず、保護者が課金を認めていない場合は、子どもの年齢や課金方法などを総合的に判断して、返金される可能性がある。課金に至った経緯や家庭での再発防止策などを伝え、交渉してみてほしい。
しかし手間と時間がかかる上、対応は事業者によって異なり、必ずしも返金されるとは限らず、返金されても全額ではないこともある。
保護者のアカウントやクレジットカードで課金していた場合は、保護者の同意があったとみなされることも。課金前に「保護者の同意を得ていますか」「成人ですか」などの問が表示されることがあるが、「同意を得ている」「成人である」などの偽りの回答をしていた場合も同様だ。
つまり、子どもの無断課金は未然に防止するか、少なくとも早めに気づくことが大切なのだ。
無断課金を防ぐためのポイント
子どもによるゲームの無断課金を防ぐためには、以下のポイントに注意して設定してほしい。
1:保護者のアカウントからはログオフしておく
クレジットカードを紐づけた保護者のアカウントからは、必ずログオフしておこう。子どものスマホにクレジットカードなどを登録していた場合も必ず削除を。