シューティングサバイバルゲームの『THE 鬼タイジ』(TBS公式サイトより)
次に「コロナ禍」は、2020年の春から学生たちは窮屈な学園生活を強いられたほか、学校行事や部活動の大会などが延期・中止になるなどの辛い日々を経験しました。だからこそ友人たちと盛り上がり、思い出作りになる上に、芸人やアイドルなどに会える「学校かくれんぼ」の価値は高いのでしょう。
また、これは裏を返せば、テレビの作り手たちが「辛い思いをした学生たちを笑顔にしたい」という思いが込もった企画であるということ。テレビ局も営利企業である以上、収益を上げることは前提ではあるものの、それだけではなく社会的な意義も考えて企画を立てるのは当然のことなのです。
「SNSでの拡散」は、利用が活発な若者の支持を得たことによるメリット。「どちらが勝つか」に加えて「どう隠れたか」「どんな学校でどんな生徒か」、さらに「ウチの学校にも来て欲しい」などとつぶやかれるなど、ネット上で拡散されることでヒットにつながりました。